たもぎ茸に含まれる話題の有効成分

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たもぎ茸に含まれる
話題の有効成分

たもぎ茸の最大の特徴は、豊富な栄養価。多糖類や20種類以上のアミノ酸が豊富に含まれ、ビタミンB1、B2、ミネラルなどがバランスよく含まれています。中でも、抗酸化作用の強いアミノ酸の一種の「エルゴチオネイン」、免疫賦活作用がある多糖類の食物繊維「(1→3)-β-D-グルカン」、血圧降下作用がある糖アルコール成分「マンニトール」、肌のバリア機能を担う「グルコシルセラミド」などを含有。医療・美容の方面から注目を集め、多くの研究機関で研究が進められています。

The Power of Fungi

エルゴチオネイン

エルゴチオネインはアミノ酸の一種で、動物の血液中や肝臓・心臓などの重要臓器中に多く含まれ、生命維持に重要な役割をすると考えられています。たもぎ茸のエルゴチオネイン含有量はキノコ類の中でも断トツで、シイタケの約13倍。この成分は抗酸化作用に優れ、DNAの損傷や過酸化脂質の生成を防ぎ、肌の老化を抑制する効果も期待されています。

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(1→3)-β-D-グルカン

たもぎ茸に含まれる(1→3)-β-D-グルカンは、多糖類の食物繊維。免疫力を高め、体の中に侵入した細菌や異物を排除し、発病を抑制する効果を与えてくれます。そのため、ガンなどの腫瘍を抑える効果が期待でき、また血糖値を下げたり、利尿効果、血圧調整、血中コレステロールと中性脂肪値を低下させる作用など、生活習慣病の予防やアレルギーを鎮める効果も期待できます。

The Power of Fungi

マンニトール

心疾患や脳卒中などを招く原因になりやすい高血圧症。血圧上昇をもたらすのは、腎臓で分泌されるアンジオテンシン変換酵素(ACE)の作用によるものとされています。たもぎ茸に含まれる糖アルコール成分のマンニトールは、これらの酵素への阻害活性(ACE阻害活性)を促し、血圧降下作用があることが解明されています。

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グルコシルセラミド

セラミドは、もともと皮膚の組織の一つで、肌の角質層の細胞と細胞の隙間を埋めてつなぎ合わせる脂質の約半分を占める主要な成分。皮脂膜をはじめとした肌の脂質は、水分の蒸発を防ぎ、外的刺激から肌を守る重要な役割をしています。アトピー肌や敏感肌は、セラミドと皮脂分泌が低下した状態。たもぎ茸には、セラミドの前段階の物質グルコシルセラミドが含まれています。